ウイルス性腸炎が多い:
- ロタウイルス腸炎
水溶性下痢より始まり、嘔吐も強く脱水になりやすい。
OS-1などの補液ではあまり良くならず輸液が必要だが乳幼児だと入院治療することが多い。
便は白いといわれているが、やや灰色がかった薄茶色のことが多い。
嘔吐が強く水分が飲めないと早目に受診、夜間だと急病センターに行った方がよい。
大人に感染することは少ない。重症感がある。
- ノロウイルス腸炎
症状は似ているがロタほど強くはない。
早目にOS-1などで補液する必要がある。便は薄い黄色のことが多い。家族内感染もあり、両親が同様な症状になることもある。
抗体ができにくく毎年なる人もある。
- アデノウイルス腸炎
症状はノロウイルスと同じ、便が白いことが多い。
- その他、検査はできないがいろいろのウイルス性腸炎がある。
細菌性腸炎:
- 症状はウイルス性と同じだが腹痛が強く、便の色が濃い。
緑っぽいとサルモネラを、オレンジがかっているとカンピロバクターを疑う。
血便、粘血便を伴うことが多く。血便があると入院することが多い。
食事の3から4日後の発症が多い。
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